【伊豆・熱海エリア観光ガイド】
定番スポットからグルメ・ホテルまで
COLUMN

豊かな自然と歴史ある温泉地が広がる伊豆・熱海エリアは、関東圏からのアクセスの良さやグルメ、絶景スポットなど、魅力が満載の観光地です。本記事では、定番スポットをはじめ地元ならではの味覚やホテル情報、イベントなどを幅広く紹介します。
温暖な気候と海に面した絶好のロケーションに恵まれ、四季を通じて多彩な楽しみ方ができる点も大きな魅力です。温泉街としての歴史が深く、古くから湯治場として栄えてきた伝統を感じられるスポットも数多く点在しています。
観光に合わせてアクティビティや季節のイベントにも触れれば、より一層思い出に残る旅になるでしょう。初めての方はもちろん、一度訪れたことがある方でも常に新たな発見があるのが伊豆・熱海エリアの面白さです。
まずは押さえておきたい伊豆・熱海エリアの基本情報
伊豆・熱海エリアを訪れる前に、基本的な地理情報や観光の特徴、ベストシーズンなどを把握しておきましょう。
伊豆半島は静岡県の東部に位置し、太平洋に面した変化に富んだ海岸線と内陸部の山々が織りなす風景が魅力です。熱海はその北側にあり、歴史ある温泉街、人気の観光地として知られています。
首都圏からのアクセスも便利で、新幹線なら東京駅から約40分、在来線でもおよそ1時間半ほどで到着できることから、日帰り旅行や週末旅行の行き先としても人気を集めています。
熱海・伊豆エリアの魅力
このエリア最大の魅力は、何と言っても温泉と海の組み合わせでしょう。豊富な湯量を誇る温泉街が点在し、海辺のリゾート感覚と合わせてリラックスできる環境が整っています。
さらに、美しい海岸線や迫力のある山々といった自然の魅力だけでなく、歴史的建造物や芸術スポットも多数存在します。
アクセスや観光ベストシーズン
東京方面からは新幹線や電車、または車でもアクセスが良好です。とくに熱海駅は東海道新幹線の停車駅でもあるため、日帰り旅行など、思い立ったら気軽に訪問しやすいのが特徴です。
一年を通じて観光客が多いエリアですが、海水浴やマリンスポーツを楽しめる夏が人気のシーズンです。また紅葉や花火大会などのシーズン・イベントに合わせて訪れると、さらに思い出深い旅となるでしょう。
熱海観光の定番スポット
熱海では定番となっている観光名所が数多く点在しています。まずは代表的なスポットをおさえておきましょう。
熱海はビーチリゾートと温泉地が融合した地として長らく愛されてきました。中心部からすぐの場所に海水浴場や観光スポットが集中しており、近場で熱海の魅力を一度に味わえるのが魅力です。
また夜景やライトアップを見ると、昼間とは違った熱海のロマンチックな一面を体感することができます。
熱海サンビーチ:昼と違った表情を見せる夜景
熱海サンビーチは白砂が美しく、夏には多くの海水浴客でにぎわいます。海上には期間限定のレジャーアトラクションが設置されることもあり、家族連れでも楽しむことができるスポットです。
夜間はライティングによって幻想的な雰囲気へと変貌し、デートスポットとしても人気です。
海岸通りに設置されたベンチに腰掛け、潮風と夜景を楽しむのもおすすめの過ごし方です。
【住所】静岡県熱海市東海岸町
【アクセス】JR熱海駅より徒歩約20分。もしくはJR熱海駅より熱海港・紅葉ガ丘方面行きバスにて約5分~「サンビーチ」下車
【ライトアップ時間】日没~22:00まで
【駐車場】近隣パーキングあり
MOA美術館:フォトジェニックな芸術空間
MOA美術館は、日本や東洋の名品を中心としたコレクションが魅力の大型美術館です。展示室だけでなく、ガラス張りのロビーから臨む相模灘の絶景も見どころの一つです。
館内には写真映えするスポットが随所にあり、芸術とモダンな建築が融合した優雅な空間が広がります。敷地内の茶苑や庭園も散策すると、さらに充実した時間を過ごすことができるでしょう。
【住所】静岡県熱海市桃山町26-2
【営業時間】9:30-16:30(最終入館は16:00まで)
【アクセス】JR熱海駅よりMOA美術館方面行きバスにて約10分~終点「MOA」下車
【駐車場】あり

來宮神社:樹齢2,000年超の大楠パワースポット
樹齢2,000年を超えると言われる大楠が神秘的な魅力を放つ、熱海を代表するパワースポットです。
境内は全体に清らかな空気が流れており、日常の喧騒から離れて心を静めるのに最適な場所です。
縁結びや健康長寿などのご利益も伝えられており、女性やカップルを中心に人気を博しています。
境内のカフェや和スイーツを味わいながら、ゆっくり散策するのもおすすめです。
【住所】静岡県熱海市西山町43-1
【アクセス】JR熱海駅より元箱根または西山方面行きバスにて約15分~「来の宮神社前」下車
【駐車場】あり

東伊豆エリアの必見観光地
東伊豆に足をのばして、海沿いならではの絶景や大自然を楽しみましょう。
熱海の中心地から車や電車で少し移動すると、豊かな海岸線や広大な自然が広がる東伊豆エリアに到着します。人が比較的少なく、のんびりとした雰囲気を味わえるのが特徴です。
地元の漁港や温泉地も点在し、一味違ったローカルの魅力を楽しむことができます。
稲取細野高原:黄金色のすすき
稲取細野高原は標高差のある草原が広がり、秋には黄金色のすすきが揺れる絶景を見ることができます。季節や天候によってその表情は大きく変わり、写真好きにはたまらないスポットです。
ハイキングコースも整備されているので、自然を満喫しながら気軽に散策を楽しむことが可能です。山頂付近から眺める伊豆の海と空のコントラストは、息をのむほどの美しさです。
【住所】静岡県賀茂郡東伊豆町稲取
【アクセス】伊豆稲取駅より細野高原までタクシーで15分

ムーンロード:幻想的な月夜の絶景
海面に月の光が反射して“月の道”となる現象が見られるスポットとして人気が高まっています。
特に満月の夜など、条件が揃った日はロマンチックな雰囲気に包まれます。
波の音を聞きながら夜空を見上げる体験は心を落ち着かせるだけでなく、非日常的な思い出を演出してくれるでしょう。
東伊豆町に広がる北川温泉の海岸沿いで見ることができます。

中伊豆・南伊豆も巡ろう!周辺のおすすめスポット
伊豆半島をじっくり巡るなら、中伊豆や南伊豆エリアも外せません。歴史や自然が織りなす独特の魅力を楽しみましょう。
中伊豆は緑豊かな景観と温泉情緒が融合し、静かな癒しを求める人にうってつけです。
南伊豆では、透き通ったビーチでの海水浴や桜や菜の花の花畑など、季節ごとに自然の魅力を満喫することができます。
修善寺:風情ある街並みと竹林
修善寺は古くから湯治場として栄えてきた歴史ある温泉街です。伊豆の小京都とも言われる情緒ある街並みや、風情たっぷりの竹林の小径を歩けば、和の趣をたっぷりと堪能できます。
落ち着いた街並みには、甘味処や土産物店が点在し、散策中にのんびり小休憩をするのもおすすめです。

石廊崎:伊豆最南端の自然の美しさ
伊豆半島の最南端に位置する石廊崎は、断崖絶壁と荒波が織りなす迫力のある景観が特徴です。
灯台周辺は岬の先端まで遊歩道が整備されており、海と空が広がるパノラマを楽しめます。
厳しい自然環境の中にある神秘的な神社や祠も見逃せません。壮大な自然の力を感じつつ、写真撮影や岬めぐりに興じるのが石廊崎の醍醐味です。

熱海グルメとお土産情報
海の幸やご当地スイーツなど、思わず食べ歩きしたくなる熱海のグルメ事情をまとめます。
海の町としての魅力を活かした新鮮な魚介をはじめ、近年はスイーツやカフェ文化も急速に発展しています。熱海駅周辺や銀座商店街など、歩き回るだけでお腹も心も満たされるスポットが多彩です。
見た目にこだわった食品や限定商品を販売するお店も増えており、SNS映えを楽しむ若者にも人気を博しています。
海鮮料理:新鮮な魚介を味わう醍醐味
熱海は近隣漁港から直送される地魚を使った寿司屋や海鮮丼店が多数あります。
熱海銀座おさかな食堂は、地元の魚介を中心に使用した豪華な海鮮丼を提供する人気の場所です。
海鮮丼の特長は、旬の魚をふんだんに使った内容の豊富さと複数の食べ方を楽しめることです。
地元熱海や近隣の漁港で獲れた地魚をはじめとした様々な魚介類を使っており、そのボリュームとバリエーションも魅力のひとつとなっています。まずは刺身醤油で、次はゴマだれで、最後は魚介出汁でお楽しみ下さい。
人気メニューは海の幸を豪快に盛り付けた漁師飯「海鮮てっぺん丼」です。他にもトロ鮪や旬の魚をてんこ盛りにした上にウニといくらをかけた「海のタカラ贅沢丼」もおすすめです。
熱海銀座おさかな食堂は、熱海に来たら外すことが出来ない海鮮丼を味わうのに最適なお店です。
熱海ならではの魚介類の旨味をぜひ味わってみてください。
【住所】静岡県熱海市銀座町8ー8
【アクセス】JR熱海駅より徒歩14分
【営業時間】ランチ 11:00~15:00 ( L.O. 14:00 )/酒場 17:00~21:00 (食事 L.O. 20:00/飲み物 L.O. 20:30)
【定休日】不定休
【駐車場】なし

話題のご当地スイーツ:SNS映え間違いなし
熱海で一躍有名になったのが、地元発の創作スイーツです。専門店も点在し、休日には行列ができるほどの人気ぶり。
可愛らしいパッケージのお菓子や地域限定フレーバーの商品は、お土産としても喜ばれます。駅周辺の店舗や商店街を巡れば、新しい発見が次々と見つかるはずです。
熱海の平和通り商店街にある熱海スクエアシュークリームは四角い形状が目を引くスイーツで、独特なデザインが注目を集めています。カリッと焼き上げられたパリパリのシュー生地と、たっぷり詰まった濃厚でクリーミーなクリームの絶妙な組み合わせが特徴です。独特なフォルムが写真映えすることから、SNSの投稿でも人気の商品となっています。
【住所】静岡県熱海市田原本町3-6
【アクセス】JR熱海駅より徒歩4分
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】不定期
【駐車場】なし

おすすめの宿泊スポットと宿選びのポイント
伊豆・熱海エリアの観光を楽しむには、宿泊先選びが重要なポイントです。雰囲気やサービスなど、自分に合ったホテルを選ぶことが大切です。
客室やサービスなど、非日常を味わえる宿泊施設を選ぶことで、旅行を一層素敵なものにすることができるでしょう。
伊豆・熱海に来訪した際には、温泉も欠かすことができません。オーシャンビューの絶景露天風呂など、伊豆ならではの立地を活かした宿を選ぶのがおすすめです。
ホテルニューアカオ:昭和レトロなリゾートホテル
ホテルニューアカオは熱海にある昭和レトロな雰囲気が魅力の大型リゾートホテルです。熱海の名勝錦ヶ浦の断崖に建つ唯一無二の立地を活かした全室オーシャンビューのホテルとなっています。

館内のレトロで豪奢な建築も魅力のひとつで、趣のあるロビーのシャンデリアや螺旋階段のほか、写真映えするスポットが多数存在します。

またホテルニューアカオでしか体験できない、インフィニティデザインの絶景露天風呂もおすすめです。空と海と一体になったような絶景の中で熱海温泉に浸かれば、最高のリラクゼーション体験となること間違いなしです。こちらの「スパリウムニシキ」は日帰り温泉でもご利用いただけるため、観光の際に立ち寄ってみるのもおすすめです。

オペラハウスを思わせる豪華なレストラン「メインダイニング錦」での食事も、より一層感動を味わわせてくれることでしょう。ビュッフェ形式で伊豆の味覚をご堪能いただくことができます。

ぜひホテルニューアカオで非日常の贅沢なホテルステイをお楽しみください。
【住所】静岡県熱海市熱海1993-250
【アクセス】JR熱海駅よりホテル無料送迎バスあり
体験アクティビティ・レジャー情報
伊豆・熱海を訪れた際には、マリンアクティビティの体験もおすすめです。温暖な気候と穏やかな海に面していることから、海のアクティビティが充実しています。夏以外でもできるスノーケリングやSUP体験など初心者でも安心して挑戦できるメニューが豊富です。
マリンアクティビティ:子どもから大人まで満喫
ホテルニューアカオでは、SUP(スタンドアップパドルボード)やカヤックツアーなど、錦ヶ浦を満喫するプログラムを多数ご用意しています。特にSUPに乗って錦ヶ浦の絶景秘境を巡るツアーなどは、ここでしかできない貴重な体験となるはずです。
しっかりとレッスンやツアーが組まれているため、初心者であっても安心してお楽しみいただくことができます。ご家族や友人同士、またはカップルで一緒に体験することで、旅の思い出がさらに色鮮やかなものになるでしょう。

季節のイベント・魅力
季節によって移り変わるイベントを狙って訪れることで、さらに充実した旅を楽しめます。
伊豆・熱海エリアは年間を通じてさまざまなイベントや季節ならではの景観が楽しめるスポットが多くあり、それが非日常的な旅の楽しみをさらに盛り上げてくれます。特に花火大会や梅・桜まつりなど季節を象徴するイベントは観光客も多く、活気にあふれます。
各イベントの開催時期や場所を事前に調べ、スケジュールに合わせて観光をおこなうのもおすすめです。
熱海海上花火大会の見どころ
年間を通して複数回にわたって開催される熱海の海上花火大会は熱海を代表するイベントのひとつです。海上から打ち上げられる花火は夜空と水面の双方を鮮やかに彩り、多くの人を魅了します。みいただくことができます。ご家族や友人同士、またはカップルで一緒に体験することで、旅の思い出がさらに色鮮やかなものになるでしょう。

花の名所を巡る
早春の熱海梅園は日本有数の早咲きの梅が楽しめるスポットとして有名です。
熱海梅園
【住所】静岡県熱海市梅園町8-11
【アクセス】JR熱海駅から相の原団地行きバスにて約15分~梅園下車
【駐車場】あり

また南伊豆で開催されるみなみの桜と菜の花まつりは、一面咲き誇る色鮮やかな花々がSNS映え間違いなしの絶景となります。

まとめ
伊豆・熱海エリアは温泉・グルメ・レジャーの三拍子がそろった充実した観光地です。ぜひ計画的に旅程を組み、奥深い魅力を味わってください。
海と山、そして温泉という多彩な要素が詰まった伊豆・熱海エリアは、誰もが満足できるバリエーション豊かな旅先と言えるでしょう。日帰りや短期旅行でも十分充実しますが、宿泊を絡めてゆったり滞在すれば、四季折々の感動をより強く感じられます。
グルメやアクティビティに加え、季節のイベントにも注目すると、旅の楽しみがさらに広がることでしょう。ぜひ次の休暇の候補としてチェックしてみてはいかがでしょうか。